NHK「あさイチ」、テレビ東京「WBS」で話題!
食の価値観を変える「極上の一膳」
約2万円の “高級箸” 大ヒットの裏側
食の価値観を変える「極上の一膳」
約2万円の “高級箸” 大ヒットの裏側
1膳「19,500円」という価格ながら、売れに売れるお箸がある。
最新のテクノロジーを駆使して、
一人ひとりの “手にフィットする箸” を職人が一膳一膳作るサービスだ。
この画期的な試みにより、クラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」では開始わずか数時間で目標金額を達成。
さらにはNHK「あさイチ」やテレビ東京「WBS」、フジテレビ「ノンストップ!」などにも取り上げられ、今多くの話題を集めている。
それが「itten(イッテン)」というお箸のパーソナライズサービスだ。
「itten」はスマホで自身の手を “パシャリ” と撮影するだけで、
手にフィットした「あなた専用のお箸」を職人がつくる画期的なサービスだ。
「最新テクノロジー」と「日本の伝統的な食文化」を
融合させた日本初のサービスとして注目を集める。
いかにしてittenが生まれ、多くの反響を生むまでになったのか?
今回はittenの仕掛け人である、
株式会社みらいきれい代表の石渡氏にお話を伺った。
▼石渡氏
「きっかけは自粛期間によって、家族と食事をする機会が増えたことでした。
外出できない分、食体験をより豊かにしたいと思い、
食器類やカトラリーを買いそろえたんです。
ただその時、今まで全く意識していなかった “あること” に気づいたんです。
それが『箸の重要性』です。
その時に購入した箸を使った時の衝撃は今も忘れません。
『あれ?箸が違うだけでこんなに違うんだ?』
そんな “初めての感覚” だったんです。
決して大げさではなく、その日からは食事の時間が楽しみになり、
その箸を “握れること” にワクワク感すら感じました。
今まで日本人でありながら毎日使う箸にこだわることなく、
おろそかにしていた時間を悔やみました。
そしで同時に今まで気づいていなかった “箸のポテンシャル” を感じたんです。」
▼石渡氏
「そこから箸について徹底的に調べました。
色々調べてみると、わかってきたことがあります。
それは市販のお箸のサイズは、
男性用で『23.0cm』女性用で『21.0cm』が一般的。
ただこのサイズ感、なんと江戸時代に決められたサイズで、
かつ現代もそのサイズが変わっていなかったんです。
そもそも最も使いやすいお箸の長さは『一咫半(ひとあたはん)』。
一咫半とは、
親指と人差し指を直角に広げた長さを『一咫』、
その1.5倍が『一咫半』です。」
▼石渡氏
「現在、皆さんが使われているお箸も、
江戸時代の『一咫半(ひとあたはん)』を基準に作られています。
古くから続く伝統ではありますが、
逆にいうと、そこから進化していなかったわけです。
江戸時代の平均身長が
男性:155㎝ 女性:143㎝
なのに対して、現代の平均身長は
男性:171㎝ 女性:158㎝
となっており、実に平均身長が
江戸時代よりも「15㎝」程も高くなっています。」
▼石渡氏
「平均身長が大きくなっているなら、手のサイズも大きくなっているはず。
そもそも毎日使うお箸なのだから、
ひとりひとりの “手のサイズにフィットしたお箸” を使うべきだと思ったんです。
そこで一人一人にあった “真のマイお箸” を作れないか?と考えたのが始まりでした。」
このように語る石渡氏。
だが「itten」完成までの道のりは、そう容易いものではなかったという。
▼石渡氏
「最適な長さはわかったものの、
他に使い勝手を決定づけるものが何なのかがわかりませんでした。
そこで世に出回っている『使いやすい』と
評価の高い高級箸を100膳以上取り寄せたんです。
それを社員と協力しながら
毎食使い分けて半年ほどの歳月をかけて分析を続けていきました。
その結果、
辿り着いた極上箸の定義は
『長さ』『細さ』『形状』『質感』という4つの条件でした。
箸が一定の太さ以上になってしまうと握りづらく小回りが利かなくなり、
箸の形状も『丸』だと掴みどころがなく、『四角』だとゴツゴツ手にぶつかる。
そして多くの箸で採用されている『漆加工』。
漆を塗ることで、強度をあげることは出来ますが、
せっかくの木材がツルツルとしたプラスチックのような素材感になってしまう。
ittenは100膳以上の箸を分析し、
『細さ』『形状』『質感』それぞれの条件でベストな仕様を導いていきました。
ただ『長さ』だけが人の手のサイズによってベストが変わってしまうため、
1人1人パーソナライズできる仕様にしたんです。
そこで計測シートに手をのせて、
スマホで撮影するだけで簡単に、そして正確に「一咫半」を測れるサービスを開発しました。」
石渡氏によると、
一番使いやすい箸の “解” は導き出せたものの、
ここからがさらに大変だったという。
▼石渡氏
「ベストな箸の仕様がようやく決まったのですが、
そこからが苦難の道でしたね…。
1社1社お箸の製造会社に相談をしてもことごとく断られました。
『決まった仕様で “大量生産” であればできるが、
1人1人の注文ごとにサイズを変えて作るのは無理だ。』
『そんな手間のかかることは出来ない。』
一向に話が前に進みませんでした。
そんな時、東京の神楽坂で
「一級製作技能士」という資格を有し、15年以上オーダーメイド専門でつくる職人との出会いがありました。
何度も想いを伝えた結果、その熱意を買って頂き、
『うまくいくかはわからないがやってみようか』とお話を受けて頂いたんです。
▼石渡氏
「そこから何度も試作品を重ね、
最終的に『これだ!』というお箸が出来上がったときの感動は、今でも忘れません。
自粛期間中に私が使って感動した箸のクオリティを
はるかに超える極上の箸が完成したのです。
同時に進行していた『一咫半(ひとあたはん)』を正確に計るシステムも完成し、
いよいよ『最新テクノロジー技術』と『日本の伝統』を融合させたサービスを開始出来るようになったんです。」
このように語る石渡氏。
単なるマーケットインの企画ではなく、
並々ならぬ情熱と、愚直な努力によって完成した賜物なのだ。
“持ちやすさ・食べやすさ・見栄え” をとことん追求し、
職人がミリ単位で最高のお箸を創り上げていく。
そのため「itten」は1膳の箸を完成させるのに
職人が「2時間」ほどの時間をかけて丁寧に創り上げる。
これだけの工数がかかることもあって、
職人が1日にわずか「4膳」しかつくることができない希少なお箸なのだ。
丁寧に作ったお箸だからこそ、まるで「自分の手の一部」になったかのような
“フィット感” を手にした瞬間すぐに驚くはずだ。
「お箸の先」も日本の食事に合うよう、細く仕上げているため、
「豆」や「米粒」「麺」などもストレスなく、口へ運ぶことができる。
「itten」を使う誰もが大きく幸福度が向上し、
“味わったことのない食体験” を経験することが出来るという。
そんなittenだが、「大丸東京店」の出展を経て、
5月には「神戸阪急」、7月には南船橋ららぽーと内の「LIVING HOUSE.」での販売も開始した。
NHK「あさイチ」やフジテレビ「ノンストップ!」、テレビ東京「WBS」など
数多くのメディアでも紹介され、多くの注目を集めるサービスとなっている。
実際に「itten」を注文すると、
まずはじめに『お箸キット』が届けられる。
「お箸キット」自体がギフトBOXのような高級感のある仕様になっており、届いた瞬間にワクワクし、気持ちを高ぶらせてくれる。
「お箸キット」を開けると
・チーク
・パドウク
・サペリ
・ホワイトアッシュ
・黒檀(こくたん)
と「5種の木材」が美しく並ぶ。
滅多に手に入らない「希少な樹種」から「世界の銘木」を含めた、
「5種の希少な木材」から選ぶことができる。
「どの木材でお箸を作ろうか」と、
自分だけの一点物のお箸に思いを馳せる時間も特別な体験だ。
好みの木材を選び、スマホで手を計測し、注文を終えると
“世界に一膳” のあなただけのマイ箸が届く。
多くの方がまず驚くのが「三角形状」になっていることだ。
お箸を握る際、実はお箸に触れる箇所は「3点」しかない。
三角形状の箸を実際に握ってみると、
「余計な力を加えずに握ることが出来る」と多くの方が絶賛する。
そして漆加工をしていないため、
握った際の木の優しい質感が感じられ、いつまでも握っていたい “不思議な感覚” にさいなまれる。
「長さ」「細さ」「形状」「質感」がフィットし、
これまでの箸との違いにすぐに気づくだろう。
実際にittenを愛用している方からは、
次のようなコメントが届いている。
※自社モニターアンケートより
「itten」は5つの木材を実際に手に取りながら選ぶ “体験” と、
ひとりひとりの手に合わせてお箸を職人が創る “パーソナライズ” を実現。
“その体験” を一度味わった人は口を揃えてこう言う。
「もう今までのお箸には戻れない…」
「itten」はご自身で使われるのはもちろん、
夫婦や大切な方へ「特別な日のギフト」として贈る方も多いという。
またビジネスにおいても経営者が「取引先との会食時」や「相手の誕生日」などに、
気の利いたプレゼントとしても喜ばれる。
あなたも「itten」でぜひ一度、 “極上の感覚” を味わってみてはいかがだろうか。
年間 “44,895回” も口に運ぶお箸。
ittenでその食体験が大きく変わるはずだ。
▼itten Photo Library