知られていない「木材のこだわり」

知られていない「木材のこだわり」

鉄や銅のような金属は、
原料を溶かして型に流し込むことで
“均一な材料” を作ることが出来ますが、
木材はそうはいきません。

育った場所の
「気温」「雨量」「土壌」「日差しの当たり方」
によって
1本1本全く違う個性を
持っています。

まさに木材は “生き物” のため、
私たちは「木材の見極め」から始まります。


など箸に適した木材を見極めるには
「長年の経験」がものを言います。

1本1本の天然の木材と
徹底的に向き合い、
木材を見極めた上で仕入れています。

「木材」から「お箸」へ生まれ変わる瞬間

「木材」から「お箸」へ生まれ変わる瞬間

断裁した木材をお箸の形状へ
整えていく上で重要な工程が
「ベルトサンダー」を使った削り作業です。

この機械は高速で回転する
研磨ベルトを用いて木材を削り、
形を整えていきます。

ただ、お箸は細長く、小さいため、
少し触れるだけで
大きく形が変わってしまうほど繊細です。

そのため、私たちはベルトサンダーに
木材をあてる際は
「息を止めるほどの集中力」
「羽根を触るような繊細なタッチ」
が求められます。

加工中は、木材から飛び散る
微細な木屑が空中を舞い、
時には研磨ベルトの音しか聞こえない
静寂の中で作業が進められます。

少しの力加減の誤りによって、
お箸として成り立たない形に
なってしまうため、
私たちの経験と技術が
最大限に試される瞬間でもあります。

最終的には、
ベルトサンダーによって
「木材」から「お箸」へと生まれ変わった時、
その滑らかな触り心地と温もりは
いつまでも触れていたくなるような
何とも言えない絶妙な質感です。

私たちの想い
「食卓はただ食事をする場所ではない」

私たちの想い
「食卓はただ食事をする場所ではない」

世の中のお箸は
すべての製造工程を機械で行ない、
大量生産されるものがほとんどです。

ただ、ittenは
『毎日使うものだからこそ、
その人にフィットする
お箸を使ってもらいたい』

その想いを実現すべく、
1膳1膳すべて職人の手作りです。

世界に二つとして同じお箸は存在せず、
それぞれが「唯一無二のお箸」なのです。

ittenのお箸は、
お箸の持ち手を「三角形状」にし、
箸先へと向かうにつれて
徐々に「丸み」を帯びる独特の形状です。

この独特の形状が手に馴染みやすく、
一粒のお米さえも
ストレスなくつまむことができる
今までにない設計になっています。

ご注文を受けてから
一膳一膳お作りするため、
お客様にお届けするまでに
時間を要しますが、
その一膳一膳に
私たちの愛情を込めています。

私たちの想いは、
ittenのお箸を通じて、
使う人々の日常に
「小さな喜び」をもたらすことです。

食卓はただ食事をする場所ではありません。

家族や友人が集い、
語らう温かい時間を共有する場所です。

ご注文頂いたお客様の
そんな大切な場所に、
ittenのお箸がより一層の彩りを
加えられるような存在で
あれたら嬉しく思います。

「itten」で皆さんの食事の時間が
より豊かなものになりますように。

itten職人 岡田

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